どうしてイライラしたり、ストレスがたまると過食に走ってしまうの?
私達の体には恒常性(ホメオスタシス)が備わっています。
恒常性(ホメオスタシス)とは私達の体を一定の状態に保つ力のことです。
例えば暑ければ汗が出て体を冷やそうとして体温を一定の温度で保とうとしますよね。
この働きがホメオスタシスです。
ホメオスタシスは3つの要素からできています。
1.自律神経系
交感神経・副交感神経によって身体のさまざまな機能を調整する働き
2.内分泌系
ホルモンを分泌して体内環境を維持しようとする働き
3.免疫系
外部からの細菌やウィルスなどを排除しようとする働き
ところが過度のストレスを受け続けると頭が痛くなったり、おなかをくだしたりしますよね。
これはホメオスタシスがうまく機能していないから体の不調が出ているんです。
同じようにホメオスタシスの不調は食欲にも影響を与えます。
また、ストレスを感じると体内にコルチゾールと呼ばれるホルモン物質が発生します。
コルチゾールは体内に脂肪をためる働きをすると同時に、食欲のストッパーをはずします。
このため、食べても食べても食欲が治まらないという状態が起こるのです。
どうしてストレスを感じたとき、イライラがするとき食べ過ぎてしまうのか。
私はこの問題に非常に頭を悩ませています。
私は普段から食べる量が多いのにストレス食いややけ食いをしてしまいます。
そして太る。
食べる物はいつもは手を付けない甘い物や炭水化物等。
この症状は病気なのでしょうか。
ストレスがたまると暴飲暴食をしてしまいます。これは『摂食障害』のひとつの症状で神経性大食症
といいます。
しかし、ストレスやイライラを感じたときだけ食べ過ぎるのは摂食障害ではないので安心してください。
ストレスと甘い物の関係
自律神経系は、活動時に優位に働く交感神経と
リラックス時に働く副交感神経の2つで成り立っています。
過度なストレスやイライラを感じると優位に働くのは活動時に優位に働く交感神経です。
この状態に脳は交感神経に傾き過ぎないようにリラックス時に働く副交感神経を活発化させようとします。
副交感神経を一番簡単に活発化できることそれが食べることなんです。
とくに、糖質はエネルギーに変わるスピードが速いので
、
精神的な疲労に素早く効果を発揮します。
だから糖質がたくさん含まれた甘い物が食べたくなるのです。
人間はストレスを感じると脳の交感神経が興奮状態になってホルモンバランスが
乱れるようになることは先ほどいいましたが、中でもセロトニンというホルモンは
過食の原因とされているホルモンで有名です。
ストレスが溜まるとセロトニンは消費されて足りない状態となります
セロトニンは幸せホルモンともよばれセロトニンが足りていないと精神的に不安定になり
セロトニンが足りていない状態では何もしていないのにストレスを感じる度合いが大きくなり
ストレスが少なくなりストレスがたまりまたセロトニンが少なくなってセロトニンがたまってしまう
と言う悪循環になってしまいます。
中でもセロトニンというホルモンは過食の原因とされているホルモンで有名です。
ストレスが溜まるとセロトニンは消費されて足りない状態となります。
また食欲のコントロールには脳内の「報酬系」といわれる部分が大いに関係しています。
食べ物をとると脳内の神経伝達物質「報酬系」を刺激しドーパミンという物質が放出されます
。
ドーパミンは快楽物質といわれ、幸福感をもたらす効果があります。
さらにこの働きは脳に記憶されるためまたストレスやイライラを感じたら甘い物を食べたくなるのです。
一時的なストレス解消は、ストレスそのものの解消がされるわけではないので、依存症に陥りやすい
という欠点も見過ごせません。
イライラの解消方法は
頭を動かしたぶんだけ体を動かすといいらしいですよ。